偽税理士にご注意下さい!!

 時々ですが、税理士の資格を持たない者が税理士であるかのように偽って、税務相談や個人の確定申告書の作成、法人税の計算代行などを無断で行っているという「偽税理士」の話を聞きます。

 一見親切にアドバイスをしてくれたり、適正な相場より安い価格で行っている事も多いため、知らず知らずのうちに依頼してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし、このような偽税理士による行為は、税理士法という法律に違反している法律違反に当たりますので、発覚すれば依頼者自身もトラブルに巻き込まれる可能性があります。

偽税理士

 

偽税理士を利用してしまうと…

偽税理士に依頼してしまった場合、以下のような問題が発生する恐れがあります:

  • 誤った申告による追徴課税やペナルティ
     → 間違った税務処理をされた結果、税務署から多額の追徴課税や重加算税等の罰金を請求されることがあります。

  • 大切な個人情報や企業情報の流出リスク
     → 資産状況、収入、取引内容などを漏洩されることで、個人の信用や企業の信頼性に傷がつく危険があります。

  • 正規の節税対策が受けられない
     → 正規の試験を合格していないため、知識不足で本来であれば受けられる控除や節税策を適応せずに申告してしまって損をしてしまったり、また明らかに危険な脱税行為を行なわれて調査があった時に重大な問題に発展する可能性もあります。

     最近自分が聞いた話だと、税務調査があると税務署から通知があって、税理士だと思っているその会計事務所に調査の立ち合いをお願いしたところ、税理士資格を保有していないことが判明したため、税務調査に立ち会いをする事が出来ず、結果的に多額の税金を取られたという話がありました。

    このように、
    安さだけで判断してしまうと、結果的に大きな損失につながることもあるので、ご注意ください。

税理士を選ぶときは「登録の有無」を必ず確認しましょう

 税務に関する相談や手続きは、必ず国家資格を持つ「税理士」に依頼することが重要です。
正規の税理士は一般的に高難易度と言われる試験を突破していたり、また倫理規定を守る義務もあるため、安心して任せることができます。

 正規の税理士であることを確認するにはいくつか方法がありますが、一番簡単なのが日本税理士会連合会の公式サイトで正規の税理士かどうか検索する方法です。

 なお税理士については、業界全体として一定の知識水準を保つために、毎年36時間以上の研修を受けなくてはならないという研修受講義務が課せられています。
 上記のサイトで検索すると正規の税理士かどうかの確認に加えて、その税理士の直近の研修受講義務の達成状況がわかり、正規の税理士であってもきちんと知識を毎年アップデートしている税理士かどうか確認する事が出来るため、自分がお願いしている税理士が毎年きちんと勉強をしているかどうか一度確認してみる事をお勧めします。

 また国税庁も偽税理士について警鐘を鳴らしていますので、リンク先のページも参照してみてください。

当事務所では安心・信頼のサービスをご提供します

 当事務所では、改めて言うまでもありませんが、国家資格を持つ経験豊富な税理士が事務所を運営しております。
節税・相続・会社設立・確定申告など、多岐にわたる税務ニーズに対応可能です。

 当事務所ではただ見かけ上の税金を安くするのではなく、「お客様にとって本当に意味のあるアドバイスを届けること」をモットーに、70年以上に渡って信頼と実績を積み重ねてまいりましたので、どうぞ安心してご相談ください。