③紹介会社に紹介してもらう

 ネットで検索すると税理士を紹介するというホームページがたくさん出てくると思います。

 その紹介会社を通じて紹介してもらうという方法になります。

【メリット】
 自分で探すのに比べ、手間が大幅に軽減されます。
また、自分で探しただけでは、出会えないような人と出会う事ができます。

さらに、知り合いからの紹介ほどではありませんが、事前にその人の特徴を知ることができ、合わない場合には簡単に断ることができます。

【デメリット】

紹介会社に登録している人としか出会う事が出来ません。そして紹介会社に登録している人は、集客に困っている人が多いという点が問題です。

もちろん、集客が下手なだけで、知識も経験も豊富な方もいる事は間違いないですが、知識も経験も乏しく、お客が少ないため、何とか食べていくために紹介会社に登録しているという人の割合も多いです。

 そして、これが最大の問題ですが、紹介会社の良し悪しを判断することが困難という点です。
そのため、税理士の良し悪しを判断する前に、紹介会社の良し悪しを判断するという手間
がかかってしまいます。

 紹介会社の中には、きちんと仕事をしているところもありますが、中には紹介料を稼ぐために、相性も考えずに紹介しているところもあります。

 その紹介料は、年間顧問料の30%~50%と非常に高額です。

 紹介料はお客さんは払わなくてよいところがほとんどですが、紹介をしてもらった事務所が紹介料を負担しているため、結局顧問料に跳ね返ってきている又はその分サービスの質を落とさざるを得ないということになるのです。

 以上より、いい紹介会社を探すのも結局はインターネットであり、またその良し悪しを判断することは非常に困難であるため、結局は自分でインターネットで探しても同じという結果になり、高い手数料を負担する分損であるともいえます。

そのため、個人的には、紹介会社経由で事務所を探すことはお勧めしません。

④タウンページで探す

 紙媒体のタウンページに載っている事務所の中から探す方法です。

【メリット】

非常に手軽であるという点しかメリットは思いつきません。

【デメリット】

ほとんどの事務所が電話番号・住所・名前くらいしか載せていないため、ほとんど何の情報も得られません。
そのため、結局はホームページでその事務所の雰囲気を調べる作業が必要となります。
もしタウンページを利用するのであれば、地域別に事務所を探す時の取っ掛かりとして利用する事がよいと思います。

まとめ

以上のメリット・デメリットから、事務所を探す方法としては、①知り合いから紹介してもらう ②インターネットで検索するをお勧めします。

そして、両方で事務所を探す際の注意点としては、必ず面談をし相性を確認してから契約をするという点です。

また、①知り合いから紹介してもらうのパターンでは、もし相性がいまいちなら、契約をしないという事を知り合いにはっきりと伝えておき、それでもいい場合のみ紹介してもらうという方法が望ましいです。

②インターネットで検索するのパターンでは、ホームページの情報は鵜呑みにしすぎず、値段を重視しすぎないということに注意してください。
値段に関する注意点はこちらをご覧ください。